BibTeX文献管理 - LaTeXのための詳細ガイド

初心者にとって、BibTeXはその多くの特性や形式のために難しい場合があります。しかし、このガイドでは簡単な概要を提供し、LaTeXでBibTeXを効果的に使用する方法を示しています。

ステップ1：.bibファイルの作成と入力

開始するには、.bibファイル、たとえばbibliography.bibを作成し、BibTeXのエントリを追加します。典型的な例として、アーネスト・ヘミングウェイの『老人と海』への参照を追加することが考えられます。

@book{Hemingway1952,
  title={老人と海},
  author={Hemingway, Ernest},
  year={1952},
  publisher={Charles Scribner's Sons}
}

このエントリの「構造」を解析すると、各BibTeXエントリがどのように定義されているかを理解するために以下の三つのコンポーネントを考慮する必要があります：

エントリタイプ：@bookを使用して、参照タイプを定義します。この例では、本としての参照を示します。@articleは学術論文など、他にも多くのタイプがあります。
入力フィールド：この例では、title, author, year, publisherです。（フィールドを参照）
引用キー：この例ではHemingway1952を使用しており、LaTeXのテキスト内の引用、つまりソースへの参照に使用されます。この例を使用すると、\cite{Hemingway1952}として行います。

ステップ2：LaTeXドキュメントへの統合

LaTeXでの参照を使用するには、以下の例に従ってください：

\documentclass{article}
\usepackage[utf8]{inputenc}

\title{LaTeXでのBibTeX参照}
\author{田中 太郎}

\begin{document}

\maketitle

Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit. Praesent enim urna, dapibus et bibendum vel, consectetur et turpis. Cras a molestie nulla. \cite{Hemingway1952}
\medskip

\bibliographystyle{unsrt}
\bibliography{bibliography}

\end{document}

LaTeXドキュメントをコンパイルすると、\cite{Hemingway1952}コマンドは、そのIDでBibTeXファイルに指定されている参照、この例では[1]に置き換えられることに注意してください。

BibTeX - LaTeX - Overleaf

私たちがbibliography.bibと名付けた.bibファイルは、\bibliography{bibliography}で定義されており、引用/文献スタイルは\bibliographystyle{unsrt}です。ここで、unsrtは.bstファイル、この場合はunsrt.bstを指します。

参考文献マネージャの推奨

BibTeXファイルの手動編集は時間がかかる場合があります。作業を簡単にするためのおすすめの参考文献マネージャは次のとおりです：

CiteDrive はBibTeX主導の共同作業型のWebベースのツールです。
Zotero は、Better BibTeX For Zoteroのアドオンを通じてBibTeXとの良好な統合を提供する高度な機能を提供します。
JabRef は、複数のプラットフォームで動作するBibTeXベースの参考文献マネージャです。